もったいない賞味期限
以前に賞味期限について、賞味期限(続)と2回書きましたが最近の新聞や雑誌に
載っていた記事をみて、まだ食べられる食品が大量に廃棄されているもったいない
現状から、もう一度賞味期限について思ったことを書きます。

前回はどちらかと云えば、賞味期限や生産日などについて偽った表示をしたことが
問題になったこともあり思ったことを書きました。この中でも世界には食料不足で
飢餓状態の人が多いのに、まだ充分食べられるものが廃棄処分されることについて
コメントしましたが、最近の記事をもとに少し追加てみます。

私も専門分野でないので知らなかったのですが、日経ビジネスの記事(11月15日)
によると食品の流通について、業界には「3分の1ルール」と云うのがあり、例えば
6ヵ月の賞味期限の食品は製造から2ヵ月(3分の1)を過ぎたら小売りには納入
出来ない、また4ヵ月(3分の2)を過ぎたら商品棚から撤去して売らないと云う
ものです。
従ってその時点でそれぞれ食べられる食品に廃棄処分のロスが発生してしまう。
日本で食べられるのに廃棄処分される食品は500万〜900万トンにもなるだろうとの
記事でした。

また、新聞記事では11月に東京のデパートで行われた「わけありセール」では
賞味期限切れ目前の商品を3〜7割安く売ったので大勢の主婦が買っていったことが
記事になっていた。
こんなことが大きく記事に取り上げられるのではなく、もっと日常的に廃棄食品を
減らすような流通、販売方式が根付くことが必要でしょう。
デパートの魚売り場などでは、夕方閉店間際になると値段を下げて売りつくすように
声を嗄らしているのが通常見られる光景です。一般の食品についても賞味期限が
迫ったものについては、このようにして売り尽くして、食べられるものを廃棄しない
ようにするのが当然のこととなるべきです。
例えば、賞味期限の残りが15%になったら6割引き、10%になったら7割引き、
5%なら8割引きにするなど買い手に購買意欲を出させるような値付けをして完売して
しまう努力が求められます。上記新聞記事は、そうすれば売れることを証明して
います。

また、賞味期限の意味について、美味しく食べられる期限であって、それ自体に安全
係数がかけられており消費期限のように、それを過ぎたら食べない方がよいと云う
ものではないことを充分PRする必要がある。また賞味期限という表現も何か新しい
イメージの言葉に変える方が良い。
また、解凍しなければ長期保存が効く冷凍食品については、賞味期限の表示について、
別途のルールを考えるべきであろう。

何でも法律で規制するのは問題もあるが、食品の扱いについて、飴と鞭を使って賞味
期限を切っていない食品の廃棄をすることを規制し、限界をこえる廃棄に対しては
罰則を課すぐらいのことも考え、一方廃棄をある限界まで減らしたら報賞するぐらいの
事をしたら良いだろう。
世界では飢餓に苦しんでいる人が多いのに、日本ではいまだにこんなもったいない
ことが行われているのを恥ずべきことだと思いました。


ホームページに戻る                      2010.11.26.