四高桜植樹
      

昭和16年4月6日に旧制第四高等学校、通称四高(しこう)の漕艇部員が琵琶湖で漕艇訓練
中に突風のため遭難し、11名の命が失われました。翌年高島町で追悼法要が行われ、その一環
として四高関係者や地元住民の協力により、琵琶湖西岸の高島町(現高島市)の湖岸道路沿いに
1000本の桜が植樹され四高桜として咲き続けてきました。
しかし、60余年が経って桜は老木化し当時からの桜は少なくなり、また道路の拡張計画の
ために移植を余儀無くされたため、残っている四高桜のDNAを引き継いで接ぎ木した四高桜の
苗を育てて新しく拡張される道路に沿って植樹し、四高桜の並木を復元する事業が、地元の
高島市観光協会の四高桜を守り育てる会が主催して行われることになっていました。
四高桜の経緯や、この事業の苗木作りに参加したことなどについて3年前に四高桜に想うと題
して書きました。

今回道路拡張工事も出来たので、11月25日に高島市など地元の皆さんや四高、金澤大学
関係者などが集まって、接ぎ木して育てられた苗木で四高桜の並木を再生する植樹祭が行われ
ました。
上の写真は拡張された道路と道路沿いに植樹された四高桜、同じく四高桜が70本あまり植樹
された四高桜公園の当日の様子を写したものです。植樹祭には滋賀県知事も出席し植樹され
ました。植樹された桜には接ぎ木と植樹をされた人の名札が付けられており、協力者の名前が
長く記念に残るようになっています。
苗木は写真で見られるように大きいものは背丈よりも高くなっており、来年の春にはある程度
花を咲かせることと思います。
年によって変わりますが、このあたりでは桜の開花は4月中旬頃になるでしょうが、写真の
ように湖岸の景色の良い場所ですから、どうぞ見に行ってください。
湖西線近江高島駅から、前回の文に付した写真の追悼碑までは徒歩10分ぐらいの、四高桜公園
までだと20分あまりの距離です。

湖岸道路の拡張はまだ全部が終わった訳ではなく、今後も道路拡張工事が延長されるに伴って
四高桜の並木も延長されるとのことです。当初の1000本にまでなるかどうか分かりませんが、
このように地元の方の努力で、当初のDNAを持って四高桜が受け継がれ咲き続けてていくことを、
四高に籍をおいたことのある一人として、本当に嬉しく思っています。

高島市観光協会のホームページ(http://www.eonet.ne.jp/~takashima-kan)にも四高桜に
ついての記事がありますので見て下さい。


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