異状気象
今年は暖冬で日常生活は過ごし易いが、そんな事を喜んではいられないようで
ある。日本だけで無く雪不足でスキー場が開かれない、雪像作りの雪がないなど
雪が無いことで冬の行事にも大きな影響が出ている。
昨年冬の到来が遅く紅葉の季節が半月以上遅れていたが、我が家でもキンカンが
例年なら12月には色付いて、お正月の料理に使用出来たのに、12月末になっ
ても僅かに色付いただけで正月に食べられなかった。1月になってから色付いて
来ましたが、例年より約一ヶ月遅れになっています。
世界的に見ても、最近はアメリカの巨大ハリケーンや日本や世界各地に頻発した
局地的豪雨など今までに観測されなかったような異状気象が起っています。

これら異状気象の原因に大気中の二酸化炭素の増加による地球温暖化がある。
地球温暖化によって北極の氷かドンドン融け始めており、北極の氷は2040年
には無くなってしまうとの推定も発表されています。
氷原が無くなることによって北極熊が生息出来なくなってきているとか、海面の
上昇により大平洋の島国が水没し始めており、すでに移住を余儀なくされている
所も出ている。
さらに、南極やグリーンランド等の氷が融けるとニューヨークや北京などの
世界の大都市の多くも水没してしまうことになる。
一方、温暖化により砂漠化の進行も加速されている。これらの現象の進行は
世界の人口の増加によってさらに加速されるだろう。

このような地球温暖化対策も含めて京都議定書が出来たのだが、世界で一番
温暖化ガスの排出量が多いアメリカが批准せず、今後排出量の大きな増加が
予想される中国も参加しないなど問題が多い。
10億以上の人口を抱える中国の人たちの生活レベルが上がって一人当たりの
エネルギー消費量が増えると地球温暖化に対しての影響は大きいが、生活レベルを
上げるなとは言え無いだろう。だが、其の場合に温暖化防止を念頭に置いて
二酸化炭素の排出量を最低にするように義務付けることなどが必要になる。
世界の各国が軍事予算の何%かを拠出して世界のどこの国に対してでも二酸化
炭素の排出量削減に対する投資に補助をするぐらいのことをして、上記の義務を
強制することも必要であろう。
今こそ国連を中心にして京都議定書を踏まえ、次のステップで地球温暖化防止を
どうして達成するかを議論し、早く実行に移すべきである。今から手を付けなけ
れば、毎年もっとひどい異常気象に見舞われることになるだろう。

アメリカは国としての方針に問題があるが、一部の良識ある州、企業、個人では
対策の推進に積極的に取り組んでいる面もある。
アメリカの元副大統領のゴア氏は地球温暖化防止のキャンペーンでアメリカ国内
だけでなく世界を駆け巡って1000回以上の講演を続けている。
そんな活動がドキュメンタリー映画「不都合な真実」として公開されており、私も
見に行きましたが、この数十年間の二酸化炭素排出量の急増と地球温暖化の進行
状況、温暖化の原因やその結果として起るであろう危機をデーターや映像で分かり
やすく示しています。
残念ながら僅かの映画館で短期間しか上映されないようですが、まだ一部の映画館で
上映していますので、是非大勢の方に見て頂きたいと思いました。
日本の国会議員には全員見て欲しいし、DVD化して学校教育の場などでも活用する
ことを環境省や文部科学省などで是非やってほしい。

身の周りを見ると街では多くのイルミネーションが溢れており、明々と店の中が照明
されている。以前の石油危機の時に街のネオンが消されたことがあったが、そこまで
しないまでも、もう少し日常生活でのエネルギー消費を節約しても良いように思う。
京都議定書を日本は批准しており、産業界ではなんとか二酸化炭素の削減目標を達成
出来るようだが、家庭での排出量については削減目標の達成が難しい状況のように報道
されている。各家庭でも車に乗るのを減らすなど省エネルギーに努力してほしい。
毎年クールビズについて書いて来たが、小泉首相は常にクールビズの服装で現れ、国と
して暖化防止に努めていることを、身をもって示していたが、安倍首相になり夏に
どんな服装で出てこられるか興味を持っている。ゴア元副大統領のように、是非日本の
首相が先頭を切って地球温暖化防止について推進してほしいと思う。


ホームページに戻る                      2007.1.27.