ノーネクタイ
先日の新聞に電気事業連合会の記者会見に同会会長以下の方々がノーネクタイで臨んだ
との記事が載っていた。また電気連の職員は6月9日からノーネクタイで勤務していると
書かれていた。
一昨年7月に夏の背広姿として、昨年9月にはヒートアイランド2として日本の夏の服装を
取り上げたが、今年こそ夏のノーネクタイを広げるのに環境が整って来たと感じたので、
夏が過ぎてからでなく、夏前にもう一度このテーマで書く事にした。

今年は、東電の原子力発電所が多く止まっているため、関東でこれから大停電が心配され
電力会社としては総力を挙げて節電のキャンペーンをせねばならない立場になり、上記の
ようにノーネクタイでの記者会見になったものである。また、平日の電力負荷を減らすため
土曜、日曜に工場を動かすよう、休日振り替えも計画されている。しかし、本来は環境問題
から、もっと早くこのようなことが為されるべきものであった。
しかし、災い転じて福となすと言うように、今回の電力不足の問題が夏場の省エネルギー
推進対策としてノーネクタイになる契機となれば良いと思う。

先日、大阪の展示会で省エネルギーセンターなどの行った省エネに関連した展示を見たが
その中に滋賀県のエコライフ推進課が行った夏のメンズエコスタイルコンテスト入賞作品の
展示があった。
このような服装をすることで、体感温度が2度下がり、冷房温度を28度に設定出来るとの
ことであった。
このような試みが進んでいるのを見て嬉しく思ったが、滋賀県が行ったコンテストでもあり
この夏の軽装が広く受け入れられるように、滋賀県知事が先頭に立ってノーネクタイを推進
してほしい。
また、電気連の会長なども東電のトラブルから起った原子炉の停止であるだけに、国民に
頭を下げ、企業や政府にもお願いして社長、総理を始め各大臣が率先してノーネクタイに
なってもらうように行動すべきであろう。各企業としても環境に優しい会社としての行動
であり、自主的におこなってほしい。また、前にも書いたが、評論家やマスコミも評論だけ
でなく、地球環境の問題として、日本の夏に背広を着ることの無意味さと背広姿でなくても
失礼にならないとの意識改革を先頭にたって実行するようになってほしい。

6月20日に大阪の町で服装を観察したが、台風が去って蒸し暑い日になった中で、もう
サラリーマンらしき人の20〜30%ぐらいの人がシャツ姿になっているように見えた。
これでもけっこう多いとも思えるが、7月頃にはもっと増えていてほしいと思う。いずれに
せよお役所がまず率先して手本になり、官公庁の開催する会議はすべてノーネクタイで行う
べきである。

ただ、先にも書いたが、上記コンテストの作品でも、デパートの男子服売り場で見てみても
半袖の軽装服はカジュアルなものが多く、仕事着としてのデザインのものがほとんど無い
ようである。この点、カジュアルと仕事着についての感覚が変わっていくことも必要だが
デザイナーやメーカーの奮起もお願いしたい。

追記
このページを書いてからも、新聞記事などに気を付けていたが、最近の記事から思った
ことを追記をします。

官邸でも室温28度を実践中で、小泉首相も率先して上着を脱いでおり、部屋に来る人も
上着を脱いで来るようはり紙をされているとのことである。このような動きが広がるよう、
改革を進めておられることに敬意を表します。ただ、記事によると部屋に来る人で、それを
実践している人はまだ少なく、官房長官も実行していないとのことで、首相が改革を叫ん
でも、なかなか改革が進まない政治状況を反映しているようで、残念である。

日本経済新聞の記事で、昨年に引き続き省エネルックについての動きが紹介されていた。
かなり多くの企業がノーネクタイを実践しておられ、官庁などで実行が進んでいるようで
嬉しく思った。東京都庁でも実施されているようだが、石原知事のような型式にこだわら
ないで、良い事をすぐ実行されるようなトップが増えてほしいものである。


ホームページに戻る               2003.6.22. 7.12.追記