猛暑とネクタイ
日本経済新聞の9月22日夕刊にクールビズ姿もすっかり定着と云った内容の
記事があり、お堅いイメージの大手銀行でもノーネクタイが普通になっている
状況が紹介されていた。
ただ、これと対照的に今年テレビを見ていて違和感を覚えたのが政治家の背広に
ネクタイの姿であった。民主党の代表選挙などで何度も政治家の皆さんがテレビに
映し出されていたが、ほとんどの方が猛暑の中に背広にネクタイの姿であった。
自民党政権の時には小泉首相を先頭にク−ルビズを推進して、夏場は軽装で活動
されていた。
民主党は温暖化ガスを25%削減するといった方針を出していながら、省エネ
ルギーを実践する態度が見られないように思われる。
今年の夏のように毎日36〜37℃の猛暑が続いて、熱帯の国よりも暑くなって
いるのに、背広にネクタイ姿を離れられないような政治家が新しい政策を打ち出す
ことが出来るのかと不安を覚えた。

代表選挙の候補者の周りを取り囲んだ政治家の一団やお役人の一団が背広にネク
タイの姿でうろうろしているのは滑稽にも思える画面であった。
省エネルギーを推進するために冷房の温度を高く設定するように求められているが
そんな服装をしていては仕事にならないだろうし、冷房の効いた車で移動し、会議を
して、お供をぞろぞろ引き連れている政治家と違って猛暑の中で働いている人たち
にも、背広にネクタイ姿になることを心理的に強制されている形になっている。
民間企業で冷房温度の設定を上げて軽装で仕事をするように推進するには、トップの
社長が先頭を切ってネクタイを外し軽装にならなければ、上司を見て仕事をしている
部下は軽装になれない。
政治家の世界でも同様で、省エネルギーを推進するには政治家のトップである首相や
大臣が手本を示すことが必須の条件である。今年8月の電力消費は昨年より9%程度
増えているとの情報があるだけに、政治家がその生活態度で省エネの手本にならなけ
ればならない。

私自身は省エネルギーを考慮して、家での冷房の温度設定は28℃にしている。
政治家の方々が同様の設定で日常業務をされていたかどうか、マスコミの方の検証を
お願いしたいと思っています。
以前にク−ルビズ猛暑に思うなどと題して何度か書きましたが、最近テレビに写さ
れた政治家の余りにも逆行した姿を見て、もう一度感じたことを書きました。


ホームページに戻る                    2010.9.26.