政策と面子
国会に子供ども手当法案が提出され、審議が始まったとの報道がなされた。
この政策については野党からいろいろと批判がなされ、国民世論からも支給の
しかたなどについて問題点が指摘されている。

私も「子どもの育ちを社会全体で応援する」という考え方には賛成ですが
だから税金を一律にばらまくやり方には、論理に飛躍があり納得出来ない。
第一に、所得制限無しに支給することが問題である。民主党の政治家には
税金の使い方に費用対効果の観点が欠如している。
鳩山元首相のような金持ちの家族に、この程度の金を渡しても何の意味もない。
大事な税金は所得の低い人に渡して始めて有効に働くのであって、受けとる
家庭が有り難いと思い、育児の足しに使い、子供を安心して生み育てることが
出来ると感じる効果があって意味が有る。

家庭でも企業でも金を使う時には費用対効果をよく吟味して行なっている。
民主党の人は自分の懐から、なけなしの金を払うつもりで、税金を何処に使う
のが一番効果があるのかを最大限検討して政策を決めてほしい。
子供の育ちを応援するという考え方が正しくても、具体的な税金の使い方に
ついては間違っている。
また、現金の支給についても親のパチンコ代に使われるのではないかなど
本来の目的に支出されるかどうかの心配があり、保育園に対する補助など
現物支給などの対象に多く振り向けるべきだなどの意見が出されている。

一昨年マニフェストと世論と題して書きましたが、最近の状況を見ても
上記のような欠点が多く指摘されているのに、一度云った政策は変えない
姿勢は、政策が「ブレタ」という批判を恐れ、面子にこだわっているように
しか思えない。
昔から「過ちを改めるに憚ることなかれ」と云われている。民主党に限らず
政治家は政策が間違っていたら早く謝って状況や事情を説明し、面子に
こだわらず修正する勇気を持ってほしい。
民主党政権になって1年半ほどになるが、私が1年ばかり前に書いたことが
一向に進んでいない状況にある。国民はバカでなく、むしろ、謙虚に反省し
政策を見直す態度こそ正しく評価すると思う。支持率が下がっているのは
そんな姿勢を国民が見ているからだと思われます。
子ども手当てだけでなく、高速道路無料化や農家への戸別所得補償など他にも
問題視されている政策についても、面子にこだわらず、実施の方法を謙虚に
見直すことが求められています。


ホームページに戻る                  2011.2.26.