バラツキと教育
授業が分からない

最近の文部省の調査結果が新聞にのっていた。
中高生の2割が授業が分からないとなっており、よく分からないも含めると6割にも達して
いる。

先にも述べたが、バラツキのある人間を画一的に教育して、年齢だけで進学させ、次の学年のレベルに進むシステムでは、こんなことに成るのは当然である。
勉強の種類によって、考え方を変え、数学などのように、積み上げが必要な学科は個人の
進度に応じた教育を何年生になっても、教えてゆく方式に変えるべきである。

勉強は理解できるから励みになり、喜んでするようになる。創造システム研究所の佐藤氏の
塾で子供を教えた経験を聞いたことがあるが、個々の能力に応じた問題を解かせて、達成感を経験させることが、やる気を持たせる基本である。
コンピューターの教育ソフトが進化しているので、個人レベルで数学などの教育をすることは充分、可能になっていると思う。また教育者が総力を挙げて作る努力をすべきである。
コンピューターに出来ることは、コンピューターにまかせれば、先生はもっと、人間として
必要なことを教えることに時間がとれるようになる。

個人ベースの進度に応じた教育になれば、中学3年生で1年生のレベルかもしれないが、
それもでもよいではないか。普通の人間生活で必要な数学は、所謂、四則演算までで、全員がそれ以上の数学が必要ではない。
社会に出て、数学が出来ない人が不幸な生活を送っているとも思えない。

皆が一斉に受ける教科もあってもよいし、共同で行う行事も必要であるが、バラツキの有る
人間を同じ教科レベルで教えることを止めることから始めなければ、荒れる生徒は無くなら
ないだろう。

飛び級で、高校、大学に進学する道も、一年遅れて進学する道も作ってやればよい。
一年早く大学に進んだから、人生が幸せになるかどうかは分からないが、分かり切った授業を受けさされたり、分からない授業を受けさせられ、教室に縛りつけられるのが、人間を歪ま
せることだけは、確かである。


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