許容時間ー2
以前に許容時間と題して、色んな状況に際して人はどれくらいの時間なら許容
するだろうかと思い、私個人の尺度で書きました。
11月15日付けの日本経済新聞プラスワンに交通機関の遅れをどれくらいの
時間まで人は許せるかの世論調査結果が特集されていて、私の書いたことと
対比して興味深く読んだのと、その後も関西空港の問題について、いろいろの
発言がなされているので、再度許容時間ー2として書いてみます。

この世論調査結果によると鉄道の遅れに対しての許容時間が東京、大阪では10分
以内と答えた人が40%を超えていた。
前回、私の場合も待ち合わせに対して10分ぐらいなら仕方がないと思うと書き
ましたので、大阪人としては平均的な感覚だと再確認出来ました。
また、過去に鉄道が遅れたためにタクシーに乗り換えることで支払った最高
金額が1000円未満の人の比率は46%ぐらいになっていた。逆に云えば半数
以上の人はもっと高い金額を払っていることになる。
鉄道が遅れた場合、タクシー代としていくらまでなら出せるかの調査結果では平均
金額は3127円になっていた。ただ、この場合単に遅れる時間だけが判断基準
ではなく、出かける仕事の内容や、あとのスケジュールなどいろんなことが判断
基準になるでしょう。
関西空港に絡んで云えば、新大阪から関西空港に特急「はるか」に乗っていくと
自由席でも特急料金が1150円かかります。時間では50分弱で快速などを使って
いくより約20分早いぐらいです。
上記調査での平均金額3127円では時間との対比がありませんが、1150円の
「はるか」の特急料金は20分に見合う許容金額と判断されるのでしょうか。

空港の問題では、最近羽田と成田の空港を1時間で結ぶ鉄道を建設する計画が
検討されているように報道されていました。
これを読んで、関空問題について書いたような関西空港と大阪駅近辺を20分で
結ぶような交通手段の建設はもっと容易に出来るのではないかと思いました。
東京、名古屋間のリニアモ−ターカーの建設も実現しようとしているが、関西
空港と大阪(新大阪)駅を結ぶリニアモ−タ−カ−なら10分程度の時間で充分
接続出来るし、最初の実用線として早く実施可能ではないだろうか。
最近の記事として、関空社長が成田-大阪(伊丹)線を廃止して成田-関空線の
就航を要望するとの発言をされているが、利用者の許容時間を無視した路線では
結局は誰も使ってくれない路線になってしまう。
関空へのアクセスを人の許容時間内にして、大阪空港を関空に統合することが将来の
関西地区の発展のために成すべきことだと思う。橋下大阪府知事の将来構想を実現
するためにも寄与することになる。
このアクセス時間がどの程度になれば人は空港の統合を許容するのかの世論調査を
してみてほしいと思っています。
私の感覚では、大阪駅から20分でいければ関空と大阪(伊丹)空港の選択は拮抗
して、10分程度になれば関空を選ぶ人の方が多くなるように思う。


ホームページに戻る                   2008.11.29.