関西空港問題(続)
先日、JRの新大阪駅と関西空港を結ぶ路線の「なにわ筋線」を建設する計画が
実現に向けて動き出すとの報道がなされていた。
また、羽田空港に第5滑走路を建設することが検討されるようなことも報道
されていた。以前から空港問題や人の許容時間について何度か書いてきたので、
このような報道についても思った事をまた書いてみます。

「なにわ筋線」については関空へのアクセス向上に不可欠として橋下知事も
前向きに推進したい意向のようですが、報道のような大阪駅と関空を30分で
結ぶという計画では不満足である。何度も書いたように人に伊丹空港より関空を
利用したいと思わせるには30分ではだめで15分ぐらいにはせねばならない。
新しい路線を計画するなら、5年10年先を見越してあるべき理想の姿を画いて
計画するのが為政者の発案でなければならない。
大阪府庁を南港のWTCビルに移転すると交通の便が悪いので問題があるとの反対
意見に対して、将来のビジョンを描いて、交通の便利が良いようにすると橋下知事が
発言しているが、それが正論だろう。
現在行われているような、関空から成田への便を無理矢理に飛ばそうとする
ような努力は、不便で誰も好まないようなことなので成立するはずがない。
各航空会社も減便の方向へ行っている。
新線が新大阪駅から出て大阪駅北ヤードの地下新駅を経由することは、私も先に提案
していることで賛成である。今の特急「はるか」のように大阪駅から乗れないよう
では交通手段として失格である。また、この線では特急料金など取らないことも
必要である。ただ編成の1〜2両ぐらいは指定席券の発行があっても良いだろう。

関空が伊丹より安くて便利だと実感してもらえば、伊丹空港の廃止、関空への
統合も推進出来るように成る。
先日も旅客機の墜落事故の報道があったが離着陸時の航空機事故が一番多く
起っているので、伊丹空港の廃止移転は万が一の安全に対する配慮も大きな
考慮要因であったはずであり、万が一のことが起きる前に実施しておくことが
必要である。事故はあってはならないことであるが、安全に対する配慮を忘れて
しまっていることは許されない。事故が起ってからでは遅いのである。

上記の羽田空港に第5滑走路を造って日本のハブ空港にするといった意見を云う
人もいるようだが、報道のなかでも指摘されていたように、実施には多くの問題点
がある。ハブ空港としての重要な要件の国際線と各地を結ぶ国内線が一緒にあって、
完全に24時間離着陸可能という条件を満たせるのは関空しかない。
成田も羽田もこの要件を満たさないのであるから国、国交省も日本のハブ空港
として関空を位置付けたビジョンを造るべきであり、その為のアクセスの改善に
なる路線や高速道路などに集中投資をすべきである。

東京大阪間の距離など、世界的視野からすれば微々たるもので、真の日本のハブ
空港に成り得ない羽田や成田に固執した、何でも東京一極の考え方から脱却出来
ないのだろうか。


ホームページに戻る                    2009.2.25.