神戸空港案に思う
神戸空港の建設について、一部の予算がついたとか、それに大阪府知事が批判的なコメントを
述べたことなどが新聞に報ぜられていた。
そん記事を見ながら、交通システムのあり方について思う事を書いてみる。

交通システムの基本は、利用者に便利に構築することにある。

以前から感じていたことに、JRの乗り継ぎに対する理念のなさがある。
最近はよくなったかもしれないが、以前、北陸線と湖西線が繋がったころ、それを利用する
機会が多かったが、日に数本しかない連絡の列車の乗り継ぎに、ある列車では到着の数分前に
出発しており、前の列車で到着すると40〜50分待たないといけなかった。
また、福山駅に新幹線で到着して福塩線に乗り換えるのに2分程度しかなかったり、数分前に
出発して乗れなかったりが多く、ローカル線なので、次の列車までは30分以上待たねばならず、
タクシーを使用せねばならなかった。
いずれも、数少ない列車を利用するのに、お客の便利さを全く考えていないことが、交通機関の
発想として信じられないことであった。

私鉄などでは、急行、特急が停車すると普通車が待っていて、すぐ乗り継げるようにしている会社が
多いようである。

新幹線や特急などで遠距離の客を早く運んで、その停車駅には普通車が待っていてその近辺の駅に
早く到着出来るように組み立てるべきである。

空港についても同じで、ハブ空港という言葉があるのに、日本の中心空港であるべき東京も、大阪も
基本理念が抜けてしまっている。
東京は成田と羽田に別れてそれぞれに進んでしまっているが、大阪はまだいろんな可能性を残して
基本に立ち返って再検討をすべきだろう。

国際線と国内線同じ空港にして、大阪とか神戸といったローカルな発想でなく、近畿圏としてどうしたら
国内のみならず、海外の人にも魅力の有る空港になるかを考えたい。

関西空港が出来る時、大阪(伊丹)空港は閉鎖して国際線も国内線も共用するはずだった。
しかし、関西空港が不便な所に出来たために大阪空港が残り基本的要件が抜け落ちてしまった。

神戸空港を作るなら、関西空港とは25キロ程度の距離なのでトンネルでつないで10分ぐらいで
行き来出来るようにして、実質上一つの空港とし、現在の大阪空港を止めてしまうぐらいのことを言えば
よい。

関西空港を是認するなら、もっとアクセスを良くする(高速の直通特急を作り、大阪市内から10分で
行けるなど)、其の上で、国内線を全部移してしまうべきである。

さらに夢をいうなら、オリンピックもだめになったことだし、神戸、大阪といった張り合いは止めて
夢州、舞州の沖に大空港をつくりこの一帯を国際地域にして、成田、羽田に別れている関東より、魅力の
有る関西にしてほしい。
現在の大阪空港の場所はもっと別の使い道が幾らでも有るだろう。

スペインでは何百年もかけて教会を作っている。大阪の市街地の大部分は弥生時代には海だった。
時間を掛けて、あるべき姿に計画したらよい。


ホームページに戻る                          2002.3.25.