開発のステップと設備
新商品の開発から本格的生産に至るまでには、幾つかのステップを踏んで進められるのが
普通である。
その各段階には、それぞれの役割、目的があり、段階をとばして事業化を進めると、本格的
生産に入ってから、トラブルが起こり、却って無駄が多い結果に成りがちである。
いきなり、本生産設備だけで事業化に入り、あとで設備の不備や不足が分かり、また少量の
サンプル試作にも、一時間に数100キロの能力の設備を使うなど、小回りがきかず、営業、
開発に苦労した例がある。
1:ビーカー スケール段階
(1)装置 ガラス器具など 容量;数CC 〜 数100CC
(2)サンプル 数g 〜 数100g、 繊維品 B5 〜 A4 サイズ
(3)機能、目的
:原理的、技術的に可能かどうかの検討
:基本物性、風合い等で実用性の第一次セレクト
2:ベンチ スケール段階
(1)装置 オートクレーブなど 容量;1 l 〜 数10
l
(2)サンプル 数Kg 〜 数10Kg、 繊維品 1m2 〜 数10m2
(3)機能、目的
:少量で商品化の可能性を検討
:商品試作(評価用の小サンプル)
:製造条件の基礎データー採取
:生産設備検討用データー採取
3:パイロット スケール段階(事業化の前段階、初期段階)
(1)装置 小型反応装置 容量;100
l 〜 数100 l
(2)サンプル 10Kg 〜 数100Kg、 繊維品 100m2 〜 数100m2
(3)機能、目的
:マーケッテイング 用サンプル試作
:テスト施工、使用などでの実用データー採取
:試験生産、販売
:生産技術の検討(品質、コストなど)
:本生産設備設計データー採取
:技術改良研究