大災害と自粛
3月11日の東日本大震災の後、花見やその他の行事を自粛したとの
報道や酒を飲んだりをする事にたいしての批判的な発言も聞かれた。
そんな中で弘前のさくら祭りは中止せず実施されることになった。
死者行方不明者が約2万6千人にも達し、避難を強いられた方が現在も
十数万人も居られる今回の災害を見聞きしていると、浮かれた気分の
行事は自粛した方がよいのではとの心情にもなります。
しかし、皆がいろんな明るい行事を何時までも中止してひっそりと過して
いると、日本の経済にも暗い蔭を落として却って復興に対する資金も
廻らなくなり復興に対して前向きの気持ちになるのに水をさすことにも
なります。

そんな時に身内に不幸があった時の「忌空け」の考え方が参考になると
思いました。
忌の期間中は祝い事を避けるのが慣例で、その期間は身内の忌空けで
四十九日(神道では清祓い五十日)が一般的な長さのようです。
忌空けを過ぎると気持ちの上でも区切りを付けて、それからは日常の
生活にもどるようにします。亡くなった人も自分のことを思い続けて
もらうのは嬉しいでしょうが、生き残っている人がいつまでも普段の
生活をしない状況を望んではいないと思います。
49日は身内の不幸の場合の日数ですから、一般の人は適当な時期を
自分の思いの区切りにし、忌空けとして日常生活に戻すようにしたら
良いでしょう。そんな考え方で思いと生活を切り替えてゆくのが、先人
から伝わった生活の知恵なのでしょう。
あと1週間ばかりで災害の発生から49日たちますが、それを境に
生活を戻し、行事に対しての批判めいた発言はやめてほしいものです。
ただ、今後の生活でも頭の中に今回の災害を忘れず、現在も大勢の方が
避難生活をされている被災地の為に役立つことを考えて生活したら良い
でしょう。

先日仲間内での食事会がありましたが、その時に、同じ飲むなら東北産の
酒を飲んだらとの意見がでて注文しましたが、たまたまその店には無かっ
たので寄与出来ませんでしたが、同じ金を使うなら皆で被災地に少しでも
プラスになるような方向でやりたいと思っています。

これから観光旅行をする人は出来るだけ東北方面に、修学旅行なども
教育的配慮を込めてこの方面に行くよう計画して欲しいと思います。
テレビで松島の方が店を再開されている事が報じられたいました。
松島に行ってそんな前向きな姿勢に協力してあげてほしいものです。
また、風評被害の話もよく出て来ますが、冷静に判断してこの地方で
生産される野菜などの産物を買って消費してほしいと考えますが、誰が
そんな風評を流しているのか、日本人の良識が疑われる昨今で、情けない
思いがしています。


ホームページに戻る                 2011.4.24.