安全と法規制
4月29日に関越自動車道で高速バスが事故を起こし7名が死亡し多くのけが人が
発生した。運転手の居眠り運転が原因とみられているが、安全運転に関しての
法規制とその在り方に問題があったように思われます。
国土交通省の指針では運転手1人での運転距離は670km以下になっており今回の
予定走行距離は500km余りで見かけは指針以下だが、一般道を走行する場合は
距離を2倍にして計算することになっていることから、これを勘案すると約800
kmの走行距離になり、2名の運転手が乗務する必要があった。
2名が交代で運転していれば、居眠り運転による事故など起らなかったと思われ
ます。

また、福山市ではホテル火災が発生し、ここでも7名が死亡し3名が重傷を負って
いる。このケースも、安全に関して設備上の不備があり、市や消防組合が再三指摘
していたが、改善されないまま放置され、今回の火災による死亡事故につながって
しまっている。
人命にかかわる事項については、改善されるまで業務停止などの措置がとれるよう
すべきであり、死亡事故が起ってから指導や指摘を行っていましたでは意味が無く、
改善が実行されるまで追求を続けなければ職務を全うして責任を果していたとは
言えない。

その他、食品についても生レバーによる食中毒事件が発生しており、その販売禁止の
方向に進んでいるようであるが、これも早急に実施されなければ監督官庁としての
責任を果たしているとは言えない。
河豚については、以前から規制があって、白子の提供など部位によってその提供を
制限されているが、同様の考え方をもっと拡大すべきである。

最近規制緩和とよく言われていることに、一般的な問題については賛成するが、
こと生命の安全に関しては、規制すべきことを明確にして、指導とか指針と
いった事で無く、罰則つきの法規制を行い、これを守らせ、違反者は厳しく
罰するべきである。規則を守らないで改善を先延ばしにして、逃げ得になる
ことが無いようにせねばならない。
残念ながら、罰則が無ければ目先のコストを優先し、安全を後回しに仕勝ちに
なるのが人間の現実の姿である。

一度、生命の安全を守るという観点から、罰則付きで法的に規制すべきものを
見直してほしいと思います。


ホームページに戻る                   2012.5.25.